2003/3/15・PM8:12 とき337号・200系リニューアル編成(自由席・座席番号未確認・禁煙)
東京駅の上越新幹線ホームに着いた。お目当てのとき337号には発車まで20分もあるのに、長蛇の列が出来ていた。
TDLの大きな土産袋を抱えている人がちらほらと居たので、どうやら新潟あたりからTDLにやってきたようだ。
おそらく移動手段はJR東日本パスを使っているのかも知れない。
1日用のものだけで東京〜新潟の往復乗車券(特急料金別)よりも安いとなれば、使わなきゃというのもあるのだろうか。
それにしても、3月だというのに肌寒い。早くドアが開かないか…と待ち続ける。
ようやく車内整備が終わり、ドアが開く。幸いにも行列の比較的先頭にいたので、窓際の席を確保することが出来た。
とき337号は定時に東京を離れる。東京近郊はまだまだネオンが眩しいほどに輝いている。
大宮を出て、ちょうど大宮と熊谷の真ん中あたりからは街灯がぽつぽつと並んでいる位になった。
それからしばらくして、高崎駅構内の照明がすうっと流れていく。
それととともに、「ただ今 高崎付近を通過中です。」という文字案内が入る。
途中駅を精選した速達タイプのとき337号は、長野行新幹線との分岐駅でもあり、群馬県の交通の要衝でもある高崎駅を通過していく。
いつしか新潟県に入り、越後湯沢、長岡の順に停まっていく。長岡駅で向かいのホームを撮っていると、「通勤・通学新幹線 とき491号」という宣伝が出ている。
これは主に平日に運転される長岡始発の列車のようだ。
やがて午後10時をまわり、とき337号は新潟駅のホームに滑り込む。
新潟駅の構内には、ところどころに「トキ」がちりばめられている。飛び立つトキの模型や、丸々としたトキ提灯(?)、佐渡トキ保護センター提供の写真をでかでかとあしらったパネルなどが並んでいた。
新潟駅を出て、外観の写真を撮る。外に出ると結構寒かったが、幸いにも晴れていて空には雲が無かった。
駅入り口のNEWDAYSにて、夜食用のサンドイッチとアミノ式を仕入れる。
2003/3/15・PM10:54 きたぐに・583系(自由席1号車座席番号未確認・禁煙)
駅構内に戻り、きたぐにの入線を待つ。程なく、きたぐにが5番線に入線してきた。
その直後、目の前の4番線には北越9号が到着し、きたぐにと並ぶ。
一通り写真を取り終えてから、きたぐにの自由席である1号車に乗り込む。自由席は向かい合わせのボックスシートになっている。
車両の大阪寄り側の端に陣取り、発車の時を待つことにした。
22時54分、きたぐには新潟駅のホームを後にする。行程はわずか15分、すぐに新津駅に降りることになっている。
新潟の町並みを後にすると、住宅が建ち並んでいる。途中には上沼垂運転所があるのだが、どうやら反対側にあるのか車窓からは確認できなかった。
もっとも時間帯も時間帯だから、風景どころではないのかも知れない。
そうこうしているうちに、きたぐにの最初の停車駅である新津に着いた。
本当はこれより先の加茂、東三条、見附、長岡のどこかまで乗りたかったが、どの駅でも待ち時間が1時間近くになる。
この間は吹きさらしのホームより風をしのげる駅待合室で待っていた方がいい。
待合室の開放時間を考慮すると、やはり新津で降りた方が上策なのだろうか。
そう思い、きたぐにを後にした。
外はさすがに寒い。新津駅の外観を撮影した後、待合室に入る。ここまで撮ってきた写真をデジカメ栞弐式にて確認したり、サンドイッチを食べて時間をつぶす。
23時40分頃、ムーンライトえちごが入線してくる時間になったのでホームに出る。
23時47分、ムーンライトえちご用にリニューアル工事を受けた上沼垂所属の165系が新津駅に到着。ここで20分近くの停車時間が設けられている。
ムーンライトえちごを撮影し、車内に入る。車内の照明は暗めに落としてあり、睡眠しやすいように配慮されているのが分かる。
2003/3/16・AM12:06 ムーンライトえちご・165系(指定席・2号車11番A席・禁煙)
日付が変わり、0時6分。ムーンライトえちごは新津駅を離れていく。中間電動車の席が割り当てられたため、モーターがうなりをあげていく様子がわかる。
ムーンライトえちご用にリニューアルされたこの車両、夜行快速である以上、快適性にも配慮するため座席はリクライニングが可能なシートに取り替えられている。
特急車両のお下がりではあるが、165系のもともとのボックスシートに比べるとなかなかの座り心地である。
…しかし直下ではモーターが力一杯吠えているために、なかなか眠りにつけなかった。
加茂、東三条、見附、長岡と停車していくのが確認できる。長岡に着くと、隣にここから乗車する人がやってきた。
上越線に入り、越後川口を過ぎたあたりでようやく眠りにつくことが出来た。
4時40分頃、目が覚める。車内も明るくなり、いよいよ終着の新宿まであとわずかとなった。
窓越しから、荒川を渡り東京都内に入っていく様子が分かる。都内に入り最初の停車駅は池袋。すでに山手線の始発は動いており、ホームにはわずかに人影が映る。
ムーンライトえちごからの下車は確認できなかった。やはり利用者は新宿までの利用者が多いのだろうか。
ムーンライトえちごは池袋を発ち、貨物線の独立したルートをたどる。
このルートを有効に活かしたのが「湘南新宿ライン」で、宇都宮線・高崎線から東海道線・横須賀線へ直通する一大ルートを形成している。
次は最後の停車駅となる新宿である。西武鉄道の車両が出迎えて、JRの大きな構内が見えてくる。
そのうちの7番線にムーンライトえちごが滑り込む。下車客はそれぞれの行き先にあわせて、目的のホームへ動き出した。
2003/3/16・AM5:20 中央線各停・201系
新宿駅南口から外に出て、駅外観を撮影する。JRだけでも1日に70万人もの利用者、小田急や京王などの民鉄利用者を合わせるとその数は相当なものとなる大ターミナル駅・新宿だけあり、この時間でも相当な利用者がある。
ここで中央線の各駅停車に乗り込み、再び上越国境を目指す…
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